Amazon SEOとは?
検索順位を上げるための商品ページ作成ガイド

Amazon SEOの仕組みを理解しましょう。
ここでは、より多くの購入者様に見ていただくために商品ページ最適化する秘訣と例を紹介します。

Amazon SEOとは?

Amazon SEOとは、Amazonでの商品検索で上位にランキングされるように商品ページを最適化することを指します。
いくつかの簡単なステップを踏めば商品ページが改善され、購入者様の目に留まりやすくなります。

販売事業者様は戦略的にSEO対策を行うことで以下の可能性を高めることができます。

・商品ページへの訪問者増加
・商品とブランドの認知度向上
・コンバージョン率と売上の促進

用語集:

コンバージョン率

商品ページへの訪問者の総数のうち、購入を完了した購入者の割合を指します。
より多くの訪問者が商品を購入するほど、コンバージョン率は増加します。

Amazon SEO のしくみ

Amazonでお買い物をする時、購入者様の¹75%がホームページの上部にある検索窓にキーワードを入力して商品を検索します。
検索窓を使用して、欲しい商品を素早く見つけ、検索結果を絞り込むことができます。
出典: ¹Feedvisor, Getting to know your customers Amazon user study 2018

2. 検索フィルター

商品を検索する際、購入者様は次のようなフィルターを使用して、検索結果を閲覧できます。

・カテゴリ
・Amazon プライム、無料配送対象
・タイムセール 
・価格設定
・カスタマーレビュー
・売れ筋ランキング

3. 商品ページ

最適な価格設定と情報が充実した商品ページを目指すことで検索順位を上げられる可能性が高まります。
各項目のポイントを確認していきましょう。
説明がどこにあるかを示すAmazonセラーセントラルの商品詳細ページ
1.
商品のタイトル
Amazon内、外部検索エンジンにおいて最も重要な項目。ガイドラインに従って入力することで、検索にヒットしやすくなる仕組み。重要なキーワード(集客力のあるキーワード)を前に設置する事で検索ヒット率がアップ。
2.
商品の画像
メインの商品画像は検索結果一覧に並ぶ小さい画像としても使われる。購入者はこの画像を見て、より詳細な画像や情報を得るために商品詳細ページへ遷移。メインの商品画像は、購入判断の際の重要な決め手。
3.
商品のバリエーション
色、香り、サイズの違いなど登録することで、購入者様はよりニーズにマッチした商品検索購入ができる。
4.
商品仕様(商品説明を箇条書きで)
箇条書きは3行以上入力を推奨。購買判断を助ける情報を、分かりやすく入力。検索される可能性のある単語を使って文章を構成することを推奨。箇条書きは、カタログページ上部、商品画像の右側の、お客様の目に付きやすい位置に表示される。
5.
おすすめ商品(「ショッピングカートボックス獲得商品」)
詳細ページに表示されるおすすめ商品。購入者はカートに追加するか、「今すぐ買う」をクリックする。
6.
他の出品者の商品
複数の出品者が出品している同一の商品(価格、配送オプションなどが異なる)、ショッピングカートが獲得できていない場合はここに表示される。
7.
商品の説明
文章だけでなく、画像や文章を組み合わせた説明を表示し、商品の訴求力を高める商品紹介コンテンツの利用が効果的。商品詳細ページに商品紹介コンテンツを追加した場合、売上が平均5.6%増加しています。²

²Amazon内部データ、2020年

4. スポンサープロダクト広告

スポンサープロダクト広告とは、Amazon内で個々の商品をプロモーションするクリック課金制(CPC)広告です。
デスクトップやモバイルの商品検索結果ページのトップやサイド、検索結果内、および商品ページに表示されます。
広告は、関連性の高いキーワードや商品に基づいて購入者に表示されます。

用語集:

出品情報の品質ダッシュボード

購入者に対し重要な商品情報を強調表示する、セラーセントラル上のツールです。
ここで表示される推奨情報は、出品者の商品の検索性を改善し、また商品の概要などによって顧客満足度を向上させ、
商品の返品を減らすことに焦点が置かれています。

5. Amazon売上ランキング

アカウントの健全性、レビュー、商品価格、その他の要素を含む販売事業者のパフォーマンス測定に基づいて、すべての販売事業者に評価を与えます。一般的に、Amazon売上ランキングが高くなるほど、販売の可能性が高くなります。

Amazon SEO対策 7つのステップ

1. キーワード調査の実施

提供する商品について考え、ご自身が購入者様だった場合を考えてみてください。
欲しい商品を見つけるために、Amazon の検索窓にどのような単語やフレーズを入力しますか。

どのキーワードを組み込むべきかを判断するには、次のアイデアを試してみましょう。

・Amazon の検索窓に様々な単語やフレーズを入力し、ドロップダウンの提案を見て、類似のリストに関連するキーワードのリストを作成する。

・他社がどのようなキーワードを選択しているか、出品予定商品と比較を行う。

2. 商品タイトルの最適化

商品タイトルは、Amazon内、外部検索エンジンにおいて最も重要な項目です。購入者様がタイトルをクリックする可能性を高めるために次のことを提案します。

・タイトルの長さは約 60 文字、80 文字未満をお勧め。

ガイドラインに従って入力することで検索ヒットしやすい。
【商品名のつけ方例】
メーカー/ブランド名 + 一般名称商品名 + 特徴(仕様/色・サイズ・タイプ) + 型番/容量・重量

・「人気商品」や「ベストセラー」などの主観的なコメントは使用しない。

登録ルールの詳細は商品の登録をご参照ください。

3. 商品説明の最適化

商品の機能や使用方法に関する詳細情報を充実させることで、購入者様が商品を見つけ、評価し、購入できるようにしましょう。
Amazonブランド登録をすると無料で使える商品紹介コンテンツは、商品情報やブランドイメージを伝える画像・説明を掲載することで、商品の特徴・差別化ポイント・魅力を具体的に訴求出来ます。これによって購買判断を促進する効果が期待できます。

4. 商品説明の箇条書き(商品仕様)の最適化


商品仕様を記載することで、商品の特徴や利点を伝えることができます。商品仕様は商品の特性に関する説明文として、商品詳細ページに表示されます。商品ごとに商品仕様を5項目まで記載できます。
箇条書きを作成する際は次のポイントを参考にしましょう。

・各商品について最大 5 つの箇条書きを含める。

・5つの箇条書きであわせて1000文字未満にすることで、より読みやすさが向上。

・購入者様に見てもらいたい5つの主要な特徴を強調。
 例)サイズ、対象年齢、商品向け推奨環境、スキルレベル、容量、原産国など

・記載のパターンを統一。
 たとえば箇条書きを原産国ではじめたら、その他の商品もすべて原産国からはじめるなど

・重要な情報については、タイトルや説明と同じ表現を使用。

・簡潔な表現にして句点(「。」)は付けない。

・販売事業者様独自の情報 (配送や価格などの情報) に関する情報は入れない。

商品詳細ページのルールとポリシーに従う。

5. 商品画像の最適化

質の高い画像とサブ画像が豊富にある商品ページは伝わる情報量が増え、使用イメージがわきやすくなるなど、購買の意思決定を促進します。
画像に関してのポイントを見ていきましょう。

・商品詳細ページに表示される商品画像にはメイン画像とサブ画像の2種類があります。
 メイン画像 (1枚のみ必須):商品詳細ページで各商品に対して表示される画像。検索結果一覧にも使われる。
 サブ画像 (最大8枚まで):メイン画像では写っていない側面、使用方法、詳細などを表示することができる。

・メイン画像の背景は純粋な白: RGBカラー値が(255, 255, 255)で、画像スペースの少なくとも 85% を占める必要がある。

・画像のサイズは最小: 縦または横のどちらか長い辺が500ピクセル、最大: 縦または横のどちらか長い辺が10000ピクセル。最適なズーム機能を使用するには、長辺が1600ピクセル以上を推奨。

画像のガイドラインの要件を満たす。

6. 検索キーワードの最適化

購入者様が検索窓に入力したキーワードに合っている商品が検索結果に表示されます。
検索キーワードは購入者様には表示されませんが、商品に関連する言葉を登録しておくことで、キーワード検索に適切な商品をヒットさせることができます。
検索キーワードの登録において押さえておくべきポイントを見ていきましょう。

・商品名・商品説明など購入者様が閲覧可能な情報を別の表現で言い換えた言葉を登録する。
□ 上位語:商品が属する商品群の上位でまとめる言葉
 例:商品が簡易テントの場合、「キャンプ用品」
□ 同義語:同じ商品タイプを意味する言葉
 例:「小型扇風機」と「ミニファン」
□ 英語の綴りや漢字・ひらがな・カタカナのバリエーション
 例:「浴衣」と「ゆかた」

・商品名・商品説明・ブランド名など別の項目にすでに登録済みの情報は登録しない。
□ 同じ情報を何度も入れるより、購入者様が検索しうる情報を網羅することが重要

・商品に関連しない情報は入れない。
□ 他社の商標・同類、類似製品名や製品コード(例:JAN、ASIN、UPC)
□ 主観に基づいた表現(例:「最高な」)
□ 一時的な状況に基づく表現(例:「新商品」、「セール中」)

・多くの商品に当てはまるような言葉は入れない。
□ 例:「本」といった商品カテゴリ名など

・アルファベットの大文字小文字両方を入れない。片方を入れれば検索システムが両方を考慮。

・登録するときは各単語を半角スペースで区切る

・登録する情報は500バイト未満にする
□ 服&ファッション小物/シューズ&バッグ, ジュエリー, 時計カテゴリーは250バイト未満
□ 文字列長は半角スペースおよび ”,”(半角カンマ) ”;”(半角セミコロン)“.”(半角ピリオド)を除いて計算される
□ 日本語の全角1文字は平均3バイトに相当

詳細は検索およびブラウズに関する商品情報の最適化効果的に検索キーワードを検索するをご参照ください。

7. 商品価格の最適化

多くの購入者様は、最も安い価格の商品を選びます。
他の商品と比較して最適な価格で出品していますか? 配送料を優遇するサービスを提供していますか?
販売事業者様が販売する商品と同等の商品を調査して、最適な価格を設定しましょう。
価格の自動設定を使用して、おすすめ出品価格の変更などに応じて、価格を自動的に調整する機能もあります。
購入者様がオンラインで購入を決断するとき、配送料が大きな決め手となることはよくあります。

Amazon用語:

おすすめ商品

「ショッピングカートボックス獲得商品」複数の出品者様が同一の商品を出品している場合は、そのうちの1つがおすすめ商品(「ショッピングカートボックス獲得商品」)として商品詳細ページの最も目立つ場所に表示されます。おすすめ商品の枠を獲得するには、パフォーマンス要件を満たす必要があります。

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