グローバルセリング

ヨーロッパへの配送

ビジネスの可能性を広げる

Amazonを利用してヨーロッパ全土で新たなカスタマーを獲得できれば、ビジネスの可能性は大きく広がります。しかし、ヨーロッパへの発送は日本国内での発送とはかなり異なります。このページでは、必要な手順やアドバイスをご紹介します。追加の送料や配送の遅れ、商品が税関を通過できないなど、不測の事態を避けるのにお役立てください。

日本との違い

次のような疑問をお持ちかもしれません。「日本でフルフィルメント by Amazonを利用している場合、ヨーロッパへの発送はどうなるのだろうか?」

日本のフルフィルメントセンターの在庫を利用してヨーロッパの注文に対応することは出来ません。出品者出荷をしているかFBAを利用しているかに関係なく、Amazon Europeで出品するには、出品者様が直接ヨーロッパに商品を出荷する必要があります。

配送のコスト、時間とリソース

日本や中国、その他の国からヨーロッパに配送する場合は、通常、日本国内での配送よりも費用と時間が余計にかかります。そのうえ、配送にかかる費用や時間は、配送方法(航空便か船便かなど)や重量などの要素によっても大きく変わります。

ヨーロッパに配送するための4つのステップ

1

条件に合った配送パートナーを選ぶ

海外配送は複雑なため、出品者様の多くは出荷から配達に至る輸送や税関手続き、保険などのあらゆる業務を運送会社に任せています。

しかし、どの運送会社でもよいというわけではありません。後々のトラブルを回避するために、海外配送パートナーを慎重に選ぶ必要があります。

ヨーロッパへの配送の場合、特定のニーズやAmazonの要件に精通する配送パートナーに依頼することがとても重要です。
Amazonグローバルセリングでは日本の出品者様向けに海外配送に対応可能なサービスプロバイダーを複数ご紹介しています。また、どの配送業者を利用すればいいかわからないという販売事業者様はAmazonグローバルセリングの担当営業にご相談いただくことも可能です。

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2

FBAとMFNなど、配送に関する注意点や選択肢について理解する

配送は、以下の点に応じて異なりますので、注意が必要です。

  • 出品する予定の国、つまり配送先の国
  • 発送方法。フルフィルメント by Amazon(FBA)または出品者出荷(MFN)
  • 税金と関税。輸入関税を出品者が支払うのか(DDP)購入者が支払うのか(DDU)など
  • 配送・返品について購入者が期待していること
日本国内での配送と同じように、自分で直接発送するのかFBAを使用して発送するのか、または両方を使い分けるのかをまず決める必要があります。

FBAの利点:FBAはヨーロッパで出品を始めるのに理想的です。FBAを利用することで越境ECを開始する際に特に問題となる現地言語でのカスタマーサービスや配送・返品対応もAmazonに委託できるため、時差を気にすることなく、低コストで販売を開始でき、かつ購入者様からの高い満足度が期待できます。

ヨーロッパでFBAを利用する場合、特有のコストに注意する必要があります。

ヨーロッパに出荷する場合、到着時に輸入付加価値税(VAT)が課税されることがあります。たとえば、英国の輸入VATの税率は現在20%です。

ヨーロッパのFBA

海外向け出品者が利用できるヨーロッパのFBAオプションや料金の詳細についてご確認ください。
出品者出荷の利点:ヨーロッパからの注文に自ら対応する方がメリットがあると感じている出品者様もおられますし、FBAと出品者出荷(MFN)を使い分けている出品者様もおられます。

よく売れる商品を把握するために、MFNで幅広く出品する出品者様もおられます。商品の配達スピードが重要視されない場合、これは良い選択肢となる可能性があります。

出品者が直接ヨーロッパに発送することの別の利点は、その国に在庫を置かなくても良いことです。この場合、輸入VATを支払う必要がありません。(ただし、販売金額や条件によって異なりますので、詳細は税理士にご相談ください。VATに対応可能なサービスプロバイダーはこちら。)

MFNを検討するときは、国際輸送の料金と配送にかかる時間も確認する必要があります。

MFNでヨーロッパに送ることを検討する場合、現地の消費者が何を期待しているかを考えましょう。配送にかかる日数を正確に提示する必要があります。商品に対する追加の関税や税金を滞りなく処理し、商品が遅れずに購入者のもとに届くようにする必要があります。この点はレビューや評価に大きく影響します。

3

輸出・輸入の規制などの要件について理解する

どの発送方法を選ぶにしても、ヨーロッパへの配送では特定の要件を満たす必要があります。IOR(登録輸入者)を手配することと、DDP(仕向地持ち込み渡し関税込み条件)を使用すること、この2つが最も重要です。これには、輸入諸税をだれが支払うかということが大きく関係してきます。

ヨーロッパで販売を行うにはIOR(登録輸入者)を利用しなければなりません。IORは、現地の法律や条例が遵守されることを見届け、輸入諸税の支払いに責任を負います。FBA配送のIORとしてAmazonやフルフィルメントセンターを指定することはできません。

現地に住所を持たない出品者が誤ってAmazonをIORに設定してしまうことがあります。Amazonのフルフィルメントセンターに関税着払いで届いた荷物はすべて送り主に返送されます。トラブルを避けるために、IORが正しく記入されているか確認してください。通常は出品者様がIORになります。

DDPにすることが重要な理由:関税に関係する別の要件は、DDU(仕向地持込渡し関税抜き条件)ではなくDDPを使用することです。DDPでは基本的に、出品者が関税や税金その他の前払い料金を負担するため、購入者が配達時に追加料金を支払う必要はありません。

Amazonでは、表記される金額と購入者が支払う金額が同じでなければならないと規定しています。これは、いかなる追加料金も購入者に請求してはならないことを意味します。つまり、DDUを使用してはなりません。

FBA出荷の場合はDDPを使用しなければなりません。いついかなる場合でも、追加料金が購入者に課されることがないようにしてください。

4

有利な配送料金を獲得する

ビジネスの種類にもよりますが、配送料の面で優位に立つことはヨーロッパのマーケットでの成功を左右する大きな要素となり得ます。

多くの取り引きを経て運送業者との信頼関係を築き、料金の優遇を受けられるようになるには長い年月がかかります。大抵は、すでに取り引きのある運送会社に配送をまとめて依頼することで、一般料金よりも大幅な割引料金で発送できるようになります。

また、ソリューションプロバイダーネットワークは、運送会社を比較検討するのに役立つツールです。割引やプロモーション料金の適用を時々実施しているので、定期的にチェックすることをお勧めします。

よくある失敗

ヨーロッパへの配送に関係する付加的な要件について、間違いが起こることがよくあります。

ヨーロッパへの最初の発送では、荷物を準備するときに慎重にチェックする必要があります。発送の準備や手配に手間をかけたのに、税関で保留になったり、配達不可になったりしては、出品者にとっても購入者にとっても苦い経験となってしまいます。

EORIやVAT登録がすぐに終わらない

他の行政手続きと同じく、ヨーロッパの配送についての事務手続きにも時間がかかります。ヨーロッパへの輸入には、EORI(事業者登録・識別)番号とVAT登録が必要です。

ヨーロッパへの配送を計画する最初の段階で、すぐにEORIとVATの登録を申し込んでください。

登録輸入者としてAmazonを設定してはいけません

FBA用にヨーロッパのフルフィルメントセンターに商品を納品する際に、AmazonをIORに誤って指定してしまう出品者様もおられます。

IORには出品者または運送会社を指定しなければなりません。商品が配送される国に住所を持つ運送会社を使用できます。
IOR代行が可能なサービスプロバイダーはこちら

FBAでDDUを使用してはいけません

DDPではなくDDUでFBA在庫が納品される場合、Amazonはその商品の受け取りを許否します。

ヨーロッパのAmazonフルフィルメントセンターに納品する商品はすべてDDPでなければなりません。

MFNではより低料金のDDUを利用できる場合がありますが、購入者に関税が請求されないようにすることが重要です。出品者出荷でヨーロッパに送る場合、配送業者やVATの専門家に連絡して、どのような場合にDDUがふさわしいか尋ねてください。

VAT登録を行わない、または先延ばしにする

ヨーロッパのフルフィルメントセンターへの納品には、事前連絡が必要です。

納品の受け取りが拒否されないよう、配送業者と前もって納品の計画を立ててください。

EU用の配送ラベルを使用していない

ヨーロッパのフルフィルメントセンターは日本のフルフィルメントセンターとは異なる配送ラベルを使用しています。

ヨーロッパのフルフィルメントセンターでも日本と同じラベルが使用されているとお考えの出品者様がいらっしゃいます。EU用の配送ラベルは日本のものと異なります。EU専用の配送ラベルを使用してください。

ヨーロッパへの商品の配送が許可されているか確認する

ヨーロッパに送ろうと考えていた商品に突然制限が課されることがあります。

Amazonヨーロッパのマーケットプレイスに商品を掲載できるからといって、その地域への商品の配送が許可されているとは限りません。発送先の現地の条例が遵守されているか確認してください。
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次のステップ

ヨーロッパへの配送は最初は大変だと思うかもしれません。しかし、要件や選択肢を理解し、信頼の置ける運送会社と満足できる料金で契約できれば、ヨーロッパ各地の何千万人もの新しい顧客にリーチできるのです。

ヨーロッパの配送サービスの見積り依頼や相談は、サービスプロバイダーをご利用ください。

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